ABOUT

博多曲物は応神天皇の胞衣を納める筥を作ったことから発達し、曲物の発祥の地ともされている。 はじめは神社仏閣、そして朝廷・公家邸など限定的に使用されていたが、江戸時代、福岡藩の儒学者・貝原益軒の「筑前国続風土記」にも記されているように一般庶民の家庭でも使用されるようになった。 柴田家は初代吉右衛門(慶長五年没)以来、吉右衛門、伊右衛門の名前を順に名乗り創業以来420年以上曲物を作り続けている。 当代18代目になる柴田玉樹(本名真理子)は伝統の技を継承しながら、時代に合った曲物作りに挑戦している。